Ekaterina Frolova (エカテリーナ・フロロヴァ)
ヴァイオリニスト
Ekaterina Frolova (エカテリーナ・フロロヴァ)。ロシアの女性ヴァイオリニスト。1985年生まれ。
レニングラードの音楽一家に生まれた。5歳でヴァイオリンを始め、7歳のときにサンクトペテルブルク国立カペラでオーケストラと初共演。2009年、サンクトペテルブルク国立リムスキー・コルサコフ音楽院を卒業（アントニーナ・カザリナのクラス）。その後、ウィーン国立音楽大学でミヒャエル・フリシェンシュラガーに、ウィーン市立音楽・美術私立大学でパヴェル・ヴェルニコフに師事。 若いヴァイオリニストのためのルイ・シュポア国際コンクール（1998年、ドイツ・ワイマール、第1位、ゴールデン・ボウ・グランプリ）、チャイコフスキー国際コンクール（2002年、モスクワ、特別賞）、ルイ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクール（2003年、ドイツ・フライブルク、第1位）、モスクワ国際パガニーニヴァイオリン・コンクール（2004年、第3位）、国際フリッツ・クライスラー・ヴァイオリン・コンクール（2010年、ウィーン、第2位）など、多くのコンクールで入賞している。ザハール・ブロン、ヴォルフガング・マルシュナー、パヴェル・ヴェルニコフ、イーゴリ・オイストラフらのマスタークラスに参加。ロシア、ドイツ、フィンランド、スロベニア、中国、スイスなど世界各国のオーケストラと共演し、ウラジーミル・フェドセーエフ、ユーリ・テミルカーノフ、サウリウス・ソンデッキスなどの指揮者と共演している。キッシンジャー・ゾンマー（ドイツ）、オルフェウス・フェスティバル（チューリッヒ）、ゲルギエフ・フェスティバル（ロッテルダム）などのフェスティバルに参加。ヨーロッパ、中国、日本、カナダ、アメリカなどでツアーを行う。また、ピアニストのヴェセリン・スタネフとのデュオも頻繁に行っている。2006年からはサンクトペテルブルク・ミュージック・ハウスのプログラムに参加。2015年からは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、2018年からはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとして活躍している。2009年、ヴェッセリン・スタネフとの共演で、フランク、チャイコフスキー、メシアン、ラヴェルの作品を収録したアルバムをInnoArtisticoレーベルからリリースしている。
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