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Dana Maiben (ダナ・メイベン)

ヴァイオリニスト

Dana Maiben (ダナ・メイベン)。アメリカの女性ヴァイオリニスト。

バロック・ヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者、チェンバロ奏者、作曲家、指揮者として活躍。オバーリン音楽院在学中に古楽の勉強を始め、スコラ・カントールム・バジリエンシスで中世、ルネサンス、バロック、古典のヨーロッパ音楽と歴史的演奏法を学んだ。スミス・カレッジで優秀な成績で学士号を取得し、マサチューセッツ大学アマースト校で作曲の修士号を取得。ヤープ・シュローダー、ジェームズ・コールドウェル、トーマス・ビンクリー、アンドレア・フォン・ラム、エレイン・リッチー、ロン・ペレーラ、ルー・ハリソンらに師事。アポロ・アンサンブル、アルカディア・プレイヤーズ、アンサンブル・アベンドムジーク、アメリカン・オペラ・シアター、そしてクリストフ・ルセ、マーティン・ゲスター、ポール・グッドウィン、アンドリュー・パロットの指揮するニューヨーク・コレギウムのコンサートマスターを務めてきた。1993年にヘンデルの『アシスとガラテア』でプロ指揮者デビュー。初期オペラを得意とし、しばしばチェンバロから指揮をとっている。アトランタ、アナーバー、アマースト、ケンブリッジ、イサカ、ロチェスター、セントポール、トロントのオーケストラに頻繁に客演し、ヴァイオリンからソリストとして指揮することも多い。ジェネシー・バロック・プレイヤーズ（ニューヨーク）とアルカディア・プレイヤーズ（マサチューセッツ）の音楽監督を務め、ファウンドリング・バロック・オーケストラとウィメンズ・アドボカシー・プロジェクト（ロードアイランド、www.foundling.org）の創設音楽監督を務めている。室内楽奏者として北米、ヨーロッパ、アジアをツアーし、17世紀のソロやアンサンブルの演奏で国際的な評価を得ている。アンサンブル「コンチェルト・カステッロ」の創設メンバーであり、そのデビュー・レコーディング「アフェッティ・ムジカーリ」はドイツ・シャルプラッテン賞にノミネートされた。コルネットの名手ブルース・ディッキーと7シーズンにわたり共演し、ボストン古楽フェスティバルの4周年記念シュッツ祝賀コンサートの企画・共同ディレクターを務めた。弦楽合奏団Quince（www.quincefive.org）の創設メンバーでもあり、2002年には17世紀音楽のための新しいアンサンブルConcerto Incognitoを立ち上げた。中世フィドル奏者として、ダナはSequentiaの創立メンバーであり、ボストン・カメラータ、タペストリー、ムジカ・ムンダーナと中世音楽のプログラムをツアーしている。現代の初演も多く、ニュー・カルテット（ボストン）の創設メンバー、レ・クークス・ベネヴォレス（トロント）のゲスト・アーティストとして、バロック楽器のために書かれた多くの新作を初演している。レコーディングには12世紀から20世紀までの作品が含まれ、BMG、Centaur、Dorian、Deutsches Harmonia Mundi、EMI、Erato、fuga libera、Gothic、Hyperion、Kleos、Lyrichordなどのプロジェクトに参加している。イーストマン音楽院、ロンギー国際バロック研究所、アマースト古楽フェスティバルのバロック・アカデミー、数々のサマー・ワークショップの講師を務め、ケース・ウェスタン・リザーブ大学とインディアナ大学ジェイコブス音楽院ではアーティスト・イン・レジデンスまたはゲスト・ファカルティを務め、現在はブランダイス大学女性学研究センターの客員研究員を務めている。1989年以来、マサチューセッツ州ケンブリッジにあるバード・カレッジのロンギー音楽院の古楽科教授として、バロック・ヴァイオリンとヴィオラ、中世のバイオリン、器楽室内楽、合奏声楽、フィギュアド・バス、即興演奏、中世、ルネサンス、バロックのレパートリーと演奏実践を教え、歌手の指導、ロンギー室内管弦楽団の客演指揮、アーリー・オペラの演出も行っている。

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