Gioconda de Vito (ジョコンダ・デ・ヴィート)
Gioconda de Vito (ジョコンダ・デ・ヴィート)。イタリアの女性ヴァイオリニスト。1907年7月26日生まれ。1994年10月14日没。
イタリアのマルティーナ・フランカ生まれ。地元のバンドマスターから音楽のレッスンを受けただけで、ヴァイオリンを独学で始めた。8歳の時、ジョコンダ・デ・ヴィードがシャルル=オーギュスト・ド・ベリオのヴァイオリン協奏曲を弾き始め、それを聞いたドイツに住んでいたプロのヴァイオリニストだった叔父から、ヴァイオリンを習い始めた。11歳の時ピサロにあるロッシーニ音楽院に入学。1932年にウィーンで開催された国際ヴァイオリンコンクールで優勝。サンタ・チェチーリア国立アカデミアでヴァイオリンの更なる研鑽を積んだ。1944年にイタリアの作曲家、イルデブランド・ピツェッティのヴァイオリン協奏曲を初演。1948年にヴィクトル・デ・サバタ指揮の下、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏しロンドンデビュー。指揮者のヴィルヘルム・フルトヴェングラーとは数多く共演。1957年にはローマ教皇のためにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏した。自身のキャリアの頂点と悟り、早々に引退を決意し、引退の近かったピアニストのエドウィン・フィッシャーと共演してブラームスのヴァイオリン・ソナタを録音した。1961年にコンサートだけでなくヴァイオリンの演奏からも完全に引退し、教育活動にも携わることはなかった。アメリカでは一度も演奏することはなかったが、オーストリア、アルゼンチン、インド、イスラエル、ヨーロッパ各国で演奏活動を行った。またダヴィド・オイストラフに招かれて第1回チャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めた。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの作品を好んで演奏した。メニューインとのバッハの2台のヴァイオリンのための協奏曲の演奏の録音がリリースされている。
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Brahms "Violin Concerto" Gioconda De Vito
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