Jean-Luc Ponty (ジャン=リュック・ポンティ)
Jean-Luc Ponty (ジャン=リュック・ポンティ)。フランスの男性ヴァイオリニスト。1942年9月29日生まれ。
16歳でパリ国立高等音楽院に入学し、2年後に最高位であるプルミエ・プリ(一等賞)を得て卒業した。その後、コンセール・ラムルーで3年間演奏した。地元のパーティーで定期的に演奏していた大学のジャズバンドで、父親から教わったクラリネットを吹く副業を始めた。マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンへの関心が高まり、テナーサックスを始めることになった。オーケストラの演奏会の後、ヴァイオリン1本で地元のクラブに出かけ、そして4年後、「ジャズ・ヴァイオリン」の第一人者として広く認められるようになった。ビバップのフレージングと、それまでヴァイオリンで試みられていたものよりもホーン奏者の影響を強く受けたパンチの効いたスタイルで、頭角を現した。1964年、22歳でアルバム『Jazz Long Playing』を発表し、デビュー。スイスのバーゼルで、弦楽器奏者のスタッフ・スミス、ステファン・グラッペリ、スヴェンド・アスムセンと共演した。この演奏はアルバム『ヴァイオリン・サミット』(1966年)としてリリースされた。モダンジャズカルテットのジョン・ルイスがポンティを1967年のモンテレー・ジャズ・フェスティバルに招いたことをきっかけに、ワールド・パシフィック・レーベルと録音契約を結び、ジェラルド・ウィルソン・ビッグバンドと『エレクトリック・コネクション』(1969)、ジョージ・デューク・トリオと『ジャン=リュック・ポンティ・エクスペリエンス』(1969)のアルバムを発表した。この年、ポンティとニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンの最初のコラボレーションである『サンデー・ウォーク』(1967年)も発表された。1969年、フランク・ザッパがポンティのソロ・アルバム『キング・コング』の音楽を担当した。世界ツアーを繰り返し、12枚のアルバムを連続録音し、そのすべてがビルボード・ジャズ・チャートのトップ5に入り、数百万枚のアルバムセールスとなった。1976年の『Aurora』や『Imaginary Voyage』などアトランティックの初期の録音で、ジャズ・ロックの第一人者となった。自身のグループのレコーディングやツアーのほか、ピッツバーグ・ニューミュージック・アンサンブル、ニューヨークのラジオシティオーケストラ、モントリオール、トロント、オクラホマシティ、東京の交響楽団と共演した。1980年代後半には、コロンビアにアルバム『The Gift of Time』(1987年)と『Storytelling』(1989年)を録音した。『Tchokola』(1991年)では、西アフリカのポリリズムの音に初めてアコースティックとエレクトリックのヴァイオリンを組み合わせた。1997年、西洋とアフリカのミュージシャンのグループを再結成し、1991年からフュージョン音楽を追求し、ハワイ諸島からポーランド、北米、ヨーロッパと3年にわたるツアーを行った。1999年12月、ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスとデュエットを行った。2000年1月、ラロ・シフリンの録音「エスペラント」に参加。2001年6月にはロシアのヴァディム・レーピンと共演した他、ポーランドの映画音楽祭でアメリカのジャズ・ヴァイオリニスト、レジーナ・カーターとも共演した。2001年8月、自身のレーベル(J.L.P. Productions)からアルバム『Life Enigma』を発表。2001年9月21日、故郷のフランス・ノルマンディー県アヴランシュでバンドを率いてコンサートを開催し、2001年10月から11月にかけて全米ツアーを行った。2003年1月には、インドのヴァイオリニスト、L.Subramaniamが主催するGlobal Music Festivalのために、初めてインドツアーを行い、主要6都市で7公演を行った。ベーシストのガイ・ンサングエ・アクワとともに、スブラマニアムのバンドや、そのツアーにゲスト参加したドラマーのビリー・コブハムと共演した。2005年には、スタンリー・クラーク、ベーラ・フレックとのトリオ!ツアーに参加、2006年、Jean Luc Ponty & His Bandを再結成し、アメリカ、チリ、ベネズエラ、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシア、中東、インドでツアー。ギタリストのAllan HoldsworthとPhilip Catherineとともにスタジオアルバム「The Atacama Experience」(2007)を録音している。2012年4月、パリのシャトレ劇場で行われた音楽活動50周年記念コンサートでクラーク、ギタリストのビレリ・ラグレーヌとアコースティックトリオで出演した。2014年、クラークとラグレーヌと共に『D-Stringz』というジャズアルバムを録音した。1978年より5弦のエレクトリックヴァイオリン(低弦C付き)を熱烈に使用し、時々、低音C弦と低音F弦の両方を備えた「ヴィオレクトラ」と呼ばれる6弦のエレクトリック・ヴァイオリンを使用している。
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