Ruggiero Ricci (ルッジェーロ・リッチ)
Ruggiero Ricci (ルッジェーロ・リッチ)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。1918年7月24日生まれ。2012年8月6日没。
20世紀を代表するヴァイオリニスト。70年に及ぶソロ活動の間に、65カ国で6,000回以上のコンサートを行ったほか、500枚以上のレコーディングを行った。カリフォルニア州サンブルーノで、イタリア系移民の息子として生まれ、最初はウッドロー・ウィルソン・リッチと名付けられた。弟はチェリストのジョージ・リッチ(1923-2010)で、姉のエマは、ニューヨーク・メトロポリタン・オペラでヴァイオリンを演奏していた。父親からヴァイオリンの手ほどきを受けた。7歳のとき、ルイ・パーシンガーとエリザベス・ラッキーに師事した。パーシンガーはリッチのピアノ伴奏者として多くのリサイタルやレコーディングに参加することになる。1928年、10歳のときにサンフランシスコでヴィエニアフスキとヴィウクスタンの作品を演奏してデビュー。11歳でメンデルスゾーンの協奏曲を演奏して初のオーケストラ演奏を行い、直後にカーネギーホールでデビューして大成功を収めた。1930年代、リッチはベルリンでゲオルク・クーレンカンプに師事し、アドルフ・ブッシュの伝統を受け継ぐ「ドイツ・スタイル」の演奏を学んだ。また、ミシェル・ピアストロやポール・スタセビッチにも師事した。1942年から1945年までアメリカ陸軍に所属し、「エンターテイメント・スペシャリスト」として活躍した。1947年、パガニーニの「24の奇想曲」作品1を初めて原曲で録音した。兵役の後、彼は19世紀の作曲家の作品を数多く発掘し、ソロで演奏するようになった。また、ゴットフリート・フォン・アイネム、カルロス・ヴェアホフ、アルベルト・ジナステラのヴァイオリン協奏曲など、多くの現代作曲家の作品を世界初演した。インディアナ大学、ジュリアード音楽院、ミシガン大学でヴァイオリンを教えていたほか、オーストリアのザルツブルグにあるモーツァルテウム大学でも教鞭をとっていた。アメリカとヨーロッパでマスタークラスも開講した。また、G.シルマー社から出版されたヴァイオリンの教育書「Left Hand Technique」を執筆した。1997年9月18日には、イタリアのジェノバ市から貸与されたパガニーニ自作のグァルネリ「イル・カノーネ」でパガニーニ・カプリースの4回目の録音を行っている。
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Dvorak Violin Concerto - Ruggiero Ricci; Louis Fremaux conductor, Sydney Symphony Orchestra
Ruggiero Ricci Encores
Ruggiero Ricci at Carnegie Hall, 5 October 1947
Ruggiero Ricci Bow Technique (1)
Violin Concerto No. 2 in B minor, Op. 7: III. Rondo, "La Campanella" (arr. for violin and piano)
パガニーニ作曲 「24のカプリース」 ルジェーロ・リッチ (Ruggiero Ricci - Life is a Violin )
Paganini "Le Streghe" (Ruggiero Ricci - Piero Bellugi)
Ruggiero Ricci - Violin Technique
RUGGIERO RICCI, violin. P. Tchaikovsky - Violin Concerto (Finale)
Sarasate / Ruggiero Ricci, 1959: Zigeunerweisen in C minor, Op. 20 (Rare London Vinyl LP)
Paganini Concerto n. 4 + "Le Streghe" (Ruggiero Ricci - Piero Bellugi)
Ruggiero Ricci Encores
Paganini - Sauret Cadenza - Ruggiero Ricci
Ruggiero Ricci La Campanella (12 age)