Ewelina Nowicka (エヴェリカ・ノヴィツカ)
Ewelina Nowicka (エヴェリカ・ノヴィツカ)。ポーランドの女性ヴァイオリニスト。1982年10月26日生まれ。
ポーランドのグダニスクで生まれた。6歳からヴァイオリンを始め、8歳から作曲を始めた。2007年、ハンブルグ音楽大学でペトル・ムンテアヌのもと、ヴァイオリンと音楽教育学の分野で優秀な成績を収め、修士号を取得。2009年にはブレーメン芸術大学でヴァイオリンの大学院課程を修了し、カトリーン・ショルツ教授のもとでコンサート試験に合格した。フランクフルト・アム・マインのヘッセン放送局からの賞、ゴッホ国際ヴァイオリン・コンクール第2位(1997年)、ヴロツワフ全国室内楽コンクール第1位(2001年)、ハンブルクのエリーゼ・マイヤー・コンクール第3位(2003年)、ブレーメンのモデルネ・ソロ・シュトライヒャー・コンクール第3位(2008年)など、国際的なコンクールや国内のヴァイオリン・コンクールで受賞している。2014年には、ポーランドのCoryphaeus Music Award 2014 Personality of the Yearにノミネートされた。16歳の時にグダニスクのポーランド・バルト・フィルハーモニーでソロデビュー。以来、ブレーマーハーフェン市立管弦楽団、リヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団、ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立放送交響楽団(カトヴィツェ)、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、デュッセルドルフNRW管弦楽団など、数多くのオーケストラと共演してきた。2001年には、ルドミル・ロジャッキとイグナシー・ヤン・パデレフスキのヴァイオリン協奏曲をポーランド初演し、ポーランド国立放送交響楽団、シュテッチン・フィルハーモニー管弦楽団、バルティック・フィルハーモニー管弦楽団と録音した。2011年にはワルシャワのレーベルActe Prealableから、ルドミル・ロジャッキのヴァイオリン協奏曲とバレエ音楽「パン・トワルドフスキ」のトランスクリプションを収録したCDをリリース。ドミトリー・ショスタコーヴィチの生涯を研究する中で、ポーランド出身でありながらポーランドではほとんど知られていない作曲家、ミエチスワフ・ヴァインベルクを発見し、ヴァインベルクの人生と作品に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲ト短調op.67、コンチェルティーノop.67、コンチェルティーノop. 42、「モルダヴィアの主題による狂詩曲」op.47などの初演を行った。「モルダヴィアの主題による狂詩曲」の欠番をヴァイオリンとオーケストラのために編曲し、ピア・ミュージックから出版している。2013年には、ピアニストのミレーナ・アントニエヴィッチとともに、ミエチスワフ・ヴァインベルグのヴァイオリンとピアノのための作品を収録したCDをRecArtレーベルで録音した。また、ヴォルフガング・マルシュナー、トーマス・ブランディス、クシシュトフ・ヴェッグルジン、ペトル・ムンテアヌ、カトリン・ショルツ、ミエシスワフ・ロウリノヴィッチ、ヘルマン・クレッバース、クシシュトフ・ヤコヴィッチ、コンスタンティ・アンドレジ・クルカ、ワンダ・ヴィルコミルスカ、浦川宜也などの著名な指導者のもとで、多くの音楽マスターワークショップに参加している。作曲活動も行っており、2008年には、ウッチ・ゲットーに住む大叔母からの手紙に着想を得たヴァイオリンとピアノの作品「Kaddish 1944」で、Jugend Komponiert(青少年のための作曲家)コンクールに入賞。また、協奏曲「Ebraico」と「Amadeo」でも受賞。さらに同年、ブレーメン作曲賞も受賞。2009年には、Verlag Ries & Erlerから出版された2つのヴァイオリンのための作品「Jongleurs」で、マンハイムのクロスオーバー作曲賞を受賞。ソリスト、作曲家としての活動のほかに、ハンブルグの国立ユーゲントムジークシューレでヴァイオリン、室内楽、オーケストラを教えている。
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