Pavlo Beznosiuk (パブロ・ベズノシウク)
Pavlo Beznosiuk (パブロ・ベズノシウク)。ウクライナの男性ヴァイオリニスト。1960年7月4日生まれ。
ロンドンのギルドホール音楽演劇学校でデビッド・タケノに師事。1980年代半ばには、ルネッサンス期のヴァイオリンを使用した先駆的な活動を行っており、1984年から1987年にかけて「パーリー・オブ・インストゥルメンツ」を率い、また中世の画期的なアンサンブル「ニュー・ロンドン・コンソート」の創設メンバーとして、ヴィエル、レベック、リラ・ダ・ブラッチョを演奏した。1992年には、ヴァイオリニストのジェレミー・ウィリアムズ、チェリストのリチャード・タニクリフとともに、ロンドンのベートーヴェン・ストリング・トリオを結成した。現代音楽、古典音楽、バロック音楽、ルネッサンス音楽のヴァイオリン、ヴィオラ、中世のヴァイオリンなど様々な楽器を自在に操る稀有な演奏家であり、その多才さは高く評価されている。これまでに、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)、アムステルダム・バロック・オーケストラ、オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトメント、ハノーファー・バンド、アヴィソン・アンサンブル、ラルテ・デイ・スオナトリ(ポーランド)、ル・パルマン・ド・ムジーク(フランス)など、数多くの古楽器オーケストラを指揮してきた。最近のリサイタルでは、ビーバーのロザリオ・ソナタ全集の演奏や、J.S.バッハのソロ・ヴァイオリン曲とルチアーノ・ベリオやベーラ・バルトークの曲を組み合わせたコンサートなどを行っている。録音では、ニュー・ロンドン・コンソートとのブランデンブルク協奏曲6曲(BWV1046-1051)の全ソロ、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックとクリストファー・ホグウッドとのヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲作品6(デッカ)、モニカ・ハジェットとレイチェル・ポジャーとのモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテとハフナー・セレナーデ、アンサンブル・ハウスムジークとのシューベルトの八重奏曲とケルビーニの弦楽四重奏曲の録音などがある。また、2000年にはJ.J.ワルターとJ.P.フォン・ヴェストホフの曲を世界初録音し、高い評価を得た。また、アビソン・アンサンブルの音楽監督として、チャールズ・アビソンの音楽の徹底的な録音調査を行い、2010年にはヘンデルの作品6「Concerti Grossi」の録音をリリースした。その他の録音としては、ビーバーの「ロザリオ」ソナタ、アントニオ・ヴィヴァルディの作品12ヴァイオリン・コンチェルト(クリストファー・ホグウッドと共演)、ヴィヴァルディの作品8コンチェルト(アヴィソン・アンサンブルと共演)などがある。さらにBBCやヨーロッパの放送局でのテレビ、ラジオ放送で古楽器演奏が放送されている。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校と王立音楽院、ハーグの王立音楽院でバロック・ヴァイオリンを教えている。
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