Oleksandr Semchuk (オレクサンドル・セムチュク)
ヴァイオリニスト
Oleksandr Semchuk (オレクサンドル・セムチュク)。ウクライナの男性ヴァイオリニスト。1976年10月12日生まれ。
4歳よりI.ピラティークにヴァイオリンを習い始める。8歳でオーケストラとの初共演を果たした。これまでにボホダール・コトロヴィッチ、ユーディ・メニューイン、ティボール・ヴァルガ、ヴィクトール・トレチャコフ、アルベルト・ライシーらに師事。モスクワの「Youth Assembly of Art」で優勝した後、「Mykola Lysenko International Competition」(ウクライナ)、「Award City of Gubbio」(イタリア)など数々の国際コンクールで優勝した。オーケストラのソリストや室内楽奏者として、B.カニーノ、R.コールマン、V.シレンコ、A.ルッケシーニ、O.マンドー、ルッケシーニ、O.マンドッツィ、M.ブルネロ、V.コズカル、K.ボギノ、L.ゴロホフ、M.クーゲル、V.メンデルスゾーン、E.バータルジャヴィン、G.ミラバッシ、M.リサノフ、M.ディアディウラ、O.コーガン、D.コーエン、B.ペトルシャンスキー、K.カラビッツ、N.エッピンガー、D.シャポバロフ、A.カゼラーティ、G.フラッタらの国際的に著名な音楽家と共演した。2002年からは、イタリア人ピアニストのレオナルド・ズニカと共演し、オリヴィエ・メシアンの「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲」のイタリア初演など、室内楽のレパートリーの中でも特に優れたプログラムを演奏している。2002年には、文化プロジェクト「Artists for the rebirth of Ukraine」の創設者兼推進者としての大きな貢献が認められ、ウクライナ政府から「Merited Artist of the Ukraine」の称号を授与されている。また、旧ソビエト連邦全域において、最年少で国家名誉騎士の称号を授与された。イタリアに在住し、フィエーゾレ音楽学校やフィレンツェ音楽院で教鞭をとっている。2010年には、イモラの国際ピアノアカデミー「Incontri col Maestro」の弦楽器部門のコーディネーターに招かれ、現在も教鞭を執っている。オイストラフ国際コンクール(モスクワ)、ブラームス国際コンクール(ポルドシャッハ)、モナコマスターズ国際コンクール(モナコ)、クライスラー国際コンクール(ウィーン)などの重要な国際コンクールで、教え子たちが数多く受賞し、ヨーロッパの主要オーケストラのリーダーやメンバー、イタリアの音楽院のヴァイオリン教師などに就いている。また、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)、パリ音楽院、イタリア国立音楽院などで定期的にマスタークラスを開催している。また、国際的なヴァイオリン・コンクールや室内楽コンクールの審査員も務めている。「ウクライナのゴールデン・コレクション」にはソリストとして7時間以上の録音があり、ブラームスやシベリウスの協奏曲などが収録されている。
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