Emily Daggett Smith (エミリー・ダゲット・スミス)
Emily Daggett Smith (エミリー・ダゲット・スミス)。アメリカの女性ヴァイオリニスト。1987年生まれ。
ジュリアード協奏曲コンクール、SYLFFフェローシップ、ブロックトン、ニュートン、ウォルサムの各交響楽団の協奏曲コンクール、フィショフ国際室内楽コンクールのジュニア部門で金賞を受賞。ジュリアード音楽院で音楽学士号と音楽修士号を取得し、名誉あるStaller Scholar Awardを受賞した後、ストーニー・ブルック大学で音楽芸術博士号を取得。これまでにキム・スーヴィン、フィリップ・セッツァー、ジョエル・スミルノフ、Laurie Smukler、潮田益子、ドナルド・ワイラースタインに師事。21歳のときにアリス・タリー・ホールで、エマニュエル・ヴィルーム指揮のジュリアード管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏し、ニューヨークでデビュー。以来、アイリス・オーケストラ、フェスティバル・モーツァイ・オーケストラ、ニューアムステルダム交響楽団、ニューヨーク・クラシカル・プレイヤーズなど多くのオーケストラと協奏曲を演奏してきた。また、ケネディセンターのテラスシアター、シカゴのミュージック・イン・ザ・ロフト、ワシントン・パフォーミング・アーツの「ミュージック・イン・ザ・カントリー」など、全米各地でソロリサイタルを開催している。ジュリアード管弦楽団のコンサートマスターとして、マイケル・ティルソン=トーマスやレナード・スラットキンなどの著名な指揮者と共演したほか、アイリス・オーケストラ、オーランド・フィルハーモニー管弦楽団、ナイツなどのオーケストラにゲスト・コンサートマスターとして出演している。室内楽にも熱心で、クリーブランド、エマーソン、ジュリアードの各弦楽四重奏団の現役・OBメンバーをはじめ、多くの著名な音楽家と共演している。カーネギーホール、アリス・タリー・ホール、上海グランドシアター、ウィーン・コンツェルトハウスなど世界有数のホールで演奏を行い、PBSの全米放送「Live from Lincoln Center」、NPRの「From the Top」、シアトルの「Classical King FM」、ニューヨークの「WQXR」、ニューヨークとペンシルバニアの「WWFM The Classical Network」などで紹介されている。17世紀から20世紀の名曲を演奏するだけでなく、新しい音楽にも精力的に取り組んでいる。シカゴでのデビューリサイタルのために委嘱されたダン・ヴィスコンティの「Silvertone」の世界初演をはじめ、何十もの新作を初演している。また、テッセラ弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として、ハロルド・ブラウンの弦楽四重奏曲全曲を収録したアルバムをアルバニーレコードで世界初演している。教育にも熱心で、バード・カレッジ・コンサーバトリー・プレカレッジおよびジュリアード音楽院のヴァイオリン教授を務め、ローリー・スムクラーのアシスタントを務めている。ナショナル・ミュージック・フェスティバル、マンチェスター・ミュージック・フェスティバル、グリーンウッド・ミュージック・キャンプなどの夏のフェスティバルに出演したり、マスタークラスを担当している。2020-21年シーズンには、レナペ・バロック・フェストでライオネル・パーティーとバッハのヴァイオリン協奏曲ホ長調を演奏を行ったほか、ナショナル・ミュージック・フェスティバル・オーケストラとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏、アルバニー大学のアート・ミュージアムで作曲家アンドレア・カサルビオスとガブリエル・ハーブストによる2つの新しい委嘱作品を含む一連のソロ・ヴァイオリン・リサイタルを開催した。2020年11月にニューヨークで開催されたベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会「Beethoven For One」シリーズの一環として行われた公演は、ニューヨーカー誌で高く評価された。
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