Fanny Stefanelli (ファニー・ステファネッリ)
ヴァイオリニスト
Fanny Stefanelli (ファニー・ステファネッリ)。フランスの女性ヴァイオリニスト。
5歳からヴァイオリン、ピアノ、コントラバスを始めた。ヴァイオリンを弾く姉を深く尊敬していたため、以後はヴァイオリンの訓練に専念した。11歳で、ワーテルロー国際青年演奏コンクールのファイナリストに選ばれた。イヴリー・ギトリスのマスタークラスに参加した後、ブローニュ＝ビヤンクール地方音楽院に入学し、一等賞で卒業。その後、アニエス・ルヴェルディとアニック・ルーサンに師事し、研鑽を積んだ。2009年9月、パリ国立高等音楽院に入学し、オリヴィエ・シャルリエのクラスを受講。ローラン・ドーガレイユ、レジス・パスキエ、エベヌ四重奏団のマスタークラスを受講。スペインにルーツを持ち、ラテン音楽やワールドミュージックに強い関心を持っていたため、常に伝統的なコードから脱却し、独自のサウンドを創造を目指し、10年間、タンゴを演奏するスピリタンゴ四重奏団で演奏活動を行った。スピリタンゴ四重奏団は、パリ国立高等音楽院でアミ・フラマーとジャン＝ノエル・クロックの室内楽クラスに入学した最初のタンゴ奏者であった。スピリタンゴ四重奏団の活動を通して、3枚のアルバムをリリースし、ロック・ダンテロン、モンペリエのラジオ・フランスといった世界有数の音楽祭、メス・オペラ座、リール・オペラ座、ナンシーのサル・ポワレル、サル・コルトー、サンセット・サンサイドといった著名なコンサートホール、そしてベルギー、スイス、モロッコ、中国、ロシア各地で演奏を行った。最新アルバム「TrANsGressiOns」は、クラシカ誌のエディターズ・チョイスに選出された。リシャール・ガリアーノ、ピエール・ジェニソン、エマニュエル・ロスフェルダー、パスカル・モラゲス、ヴァシレーナ・セラフィモヴァ、トーマス・グビッチといった著名な室内楽奏者たちと共演した。2025年にピアニスト兼作曲家のマチュー・ステファネリと共に、Indesens-Calliopeレーベルからデビューソロアルバム「ESPRIT FOLK」をリリース。このアルバムでは、アコースティックヴァイオリンとエレクトリックヴァイオリンのためのもので、ルーパーとエフェクトペダルが使用された。
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