Irvine Arditti (アーヴィン・アルディッティ)
Irvine Arditti (アーヴィン・アルディッティ)。イギリスの男性ヴァイオリニスト。1953年生まれ。
ロンドンのセントラル・ファンデーション・ボーイズ・スクールで学んだ後、16歳で王立音楽院に入学し、クラレンス・マイヤースコーとマヌーグ・パリキアンに師事。1976年にロンドン交響楽団に入団し、2年後、25歳で同楽団のコンサート・マスターとなった。1980年、学生時代に結成したアルディッティ弦楽四重奏団に専念するため同楽団を退団。1988年、その功績が認められ、英国王立音楽院の名誉フェローの称号を授与された。1999年、アルディッティ弦楽四重奏団は、音楽における「生涯の業績」に与えられる権威あるエルンスト・フォン・シーメンス音楽賞を受賞した。続いてスウェーデン王立音楽アカデミーから名誉フェローシップを受け、2014年にはハダースフィールド大学から名誉博士号を授与された。2017年には、生涯の業績に対して贈られるシャルル・クロス大賞を受賞。イアニス・クセナキスの『Dox Orkh』、細川俊夫の『Landscape III』(いずれもヴァイオリンとオーケストラのための)、ブライアン・ファーニホーの『Terrain』、ルカ・フランチェスコニの『Riti Neurali and Body Electric』、ジェームズ・ディロン『Vernal Showers』、ジョナサン・ハーベイ『Scena』、ブリス・ポゼッ『Vita Nova』、ロジャー・レイノルズ『Aspiration』、サルヴァトーレ・シャリノ『Le Stagioni Artificiali』といった、すべてヴァイオリンとアンサンブルの編成というアルディッティのために特別に作曲された大規模な作品の数々を世界初演している。ファーニホーのソロ・ヴァイオリン作品「Intermedio」と「Unsichtbare Farben」を含む多くのソロ作品の制作に携わった。ジョン・ケージにフリーマン・エチュードを完成させ、1991年に初全曲演奏を行ったほか、パスカル・デュサパンやロジャー・レイノルズなどの作曲家にインスピレーションを与えている。ロイヤル・コンセルトヘボウ、ユンゲ・ドイチェ・フィル、アンサンブル・モデルン、ミュンヘン・フィル、パリ国立管弦楽団、レジデンティー・オーケストラ、ロッテルダム・フィル、アスコ・アンサンブル、アンサンブル・コントルシャン、ロンドン・シンフォニエッタ、ニュー・アンサンブル、ヌーヴェル・アンサンブル・モデルン、オスロ・シンフォニエッタ、フィルハーモニア管弦楽団、シェーンベルグ・アンサンブルなど。また、世界中の主要なコンサートホールや音楽祭に出演。多くの協奏曲を演奏し、特にギョルジ・リゲティ、アンリ・デュティユー、クセナキスら作曲家の賞賛を得ている。ソロ作品では30枚以上のアルバムを録音しており、アルディッティ四重奏団とは200枚以上の録音を行っている。ルチアーノ・ベリオのヴァイオリンのセクエンツァを録音したモード・レコードは2007年のドイツ・シャルプラッテン賞を受賞し、2008年にはイタリアの音楽雑誌『アマデウス』のベスト現代音楽リリースに選ばれた。2014年にはイギリスのハダースフィールド大学から名誉博士号を授与された。メキシコの著名な作曲家ヒルダ・パレデスと結婚し、ロンドンに居住している。息子のジェイク・アーディッティは著名なカウンターテナー。
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Excerpt from Freeman Etudes
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