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Judith Ingolfsson (ユディス・インゴルフソン)

ヴァイオリニスト

Judith Ingolfsson (ユディス・インゴルフソン)。アイスランドの女性ヴァイオリニスト。1973年5月13日生まれ。

アイスランド出身。3歳でヴァイオリンを始め、8歳でドイツのオーケストラとソリストとしてデビュー。その後、アメリカに渡り、10代前半にフィラデルフィアのカーティス音楽院でヤッシャ・ブロツキーに師事。その後、クリーブランド音楽院でデビッド・セローネ、ドナルド・ワイラースタインのに師事。インディアナポリス・コンクールで金賞を受賞、ジェノバのパガニーニ賞やニューヨークのコンサート・アーティスト・ギルド・コンクールでも入賞。1999年にはナショナル・パブリック・ラジオの「デビュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、2001年にはブロッホ、ローレム、バッハ、ヴィエニャフスキの作品を収録したデビューCDでChamber Music America/WQXR Record Awardを受賞。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲（2008年）、「Simon Laks en hommage」（2010年）、イザイの6つのソロ・ソナタ（2011年）、ロシア人ピアニストのヴラディーミル・ストウペル（Vladimir Stoupel）とのストラヴィンスキーとショスタコーヴィチの作品（2011年）など多くの録音をリリースしている。アメリカ、ポーランド、フィンランド、ドイツ、スイス、フランス、オランダなどの音楽祭に招待されている。2009年にはヴラディーミル・ストウペルと共同で、南フランスに「Aigues-Vives en Musiques」という独自のフェスティバルを設立。室内楽にも熱心で、フォーグラー、アバロン、マイアミの各弦楽四重奏団、ブロイヒル室内アンサンブル、ローネン室内アンサンブルなどと共演している。ヴラディーミル・ストウペルとは「インゴルフソン-ストウペル・デュオ」としてアメリカ、スイス、ポーランド、イタリア、フランス、ドイツ（シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭など）で演奏している。シモン・ラクスやハフリディ・ハルグリムソン、スウェーデンの作曲家アマンダ・マイヤーやローラ・ネッツェルなど、あまり知られていない20世紀の作曲家の作品に関心を持っており、最近では、イエナ・フィルハーモニー管弦楽団やマインツ・シュターツオーケストラとラウタヴァーラやロスラウェスのヴァイオリン協奏曲を演奏している。テレマンやタルティーニの無伴奏ヴァイオリンのための作品などのバロック作品は、歴史的な演奏方法を考慮しながら、現代のヴァイオリンで演奏を行っている。ベルリン・コンツェルトハウス、東京オペラシティ、ワシントンD.C.のケネディ・センター、ニューヨークのカーネギー・ホールなど、世界の有名な場所で演奏している。また、フィラデルフィア管弦楽団、ナショナル交響楽団、インディアナポリス交響楽団、セントルイス交響楽団、東京室内管弦楽団、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団、イエナ・フィルハーモニー管弦楽団、マインツ・フィルハーモニー管弦楽団、ボーリントン祝祭管弦楽団（英国）、フランクフルト・ブランデンブルク管弦楽団などと共演。また、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、レイモンド・レパード、ギルバート・ヴァルガ、ヘスス・ロペス＝コボス、リコ・サッカーニ、ジェラルド・シュヴァルツ、レナード・スラットキンなどの指揮者と共演してきた。コンサートでは、アメリカ国内はもとより、ドイツ、チェコ、ロシア、日本、ハンガリー、アイスランド、プエルトリコ、パナマ、マカオなど多くの国を訪れている。2008年からは、シュトゥットガルト音楽大学の教授を務めている。

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