Rafael Gintoli (ラファエル・ジントリ)
Rafael Gintoli (ラファエル・ジントリ)。アルゼンチンの男性ヴァイオリニスト。1948年10月12日生まれ。
ブエノスアイレス市立音楽院を卒業しこれまでに、エミリオ・ペライア、ウンベルト・カルフィ、シムジア・バジュールに師事。1968年にブエノスアイレス市立賞を受賞し、1972年にはアルゼンチン・モーツァルテウムとハーグ科学教育省から奨学金を受け、オランダに留学。16歳からソリストとして、サンパウロ交響楽団(ブラジル)、アンサンブル・ダス・ノイエ・ヴェルク(ドイツ)、クラクフ放送局、カメラータ・バリローチェ(アルゼンチン)、フェラーラ室内管弦楽団、パレルモ・マッシモ劇場、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、ボルツァーノおよびトレントのハイドンフィル、ローマのイ・ジョヴァニ・カメリスティ(イタリア)、ブエノスアイレスのコロン劇場(アルゼンチン)、レイキャヴィーク国立交響楽団(アイスランド)、ブレーメン交響楽団(ドイツ)など、アルゼンチン、南米、ヨーロッパの主要オーケストラと共演。フェルモ、ピサ、レッチェ、ウディネ、サレルノなど、世界的に有名なイタリアの音楽祭に出演している。トリオ・ブエノスアイレスと共に、ニューオリンズ、ワシントン(ケネディセンター)、ロサンゼルス、ニューヨークなどのアメリカ、アンベレス、ソフィア、キエフ、パリ、ミラノ、ローマなどのヨーロッパで、ソリストとして多くの国際ツアーに参加している。RAI(イタリア放送協会)、ベルン放送、マーストリヒト放送(オランダ)、TV Globo Brazilのために録音を行っている。パレルモのマッシモ劇場、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ボルツァーノのハイドンフィル、ローマのシンフォニエッタでコンチェルティーノに任命されている。トレント・フィルハーモニック協会、ローマ・ヤング室内楽団、ズーマイア、ビルバオ国際音楽祭などでマスタークラスを担当しているほか、コルドバ大学、ラ・プラタ大学(アルゼンチン)でヴァイオリンと室内楽の講師を務めている。1997-98年のコンサートシーズンには、ルクセンブルク・フィル、トルコ国立管、ボゴタ・フィル(コロンビア)、ブエノスアイレス国立交響楽団(アルゼンチン)に招かれ、演奏した。 1993年から「アルゼンチン・フアン・デ・ディオス・フィリベルト管弦楽団」の第1コンチェルティーノを務めている。1999年、コロン劇場において、ホルヘ・ロッター指揮ブエノスアイレス交響楽団とアリシア・テルツィアンの協奏曲を演奏した。アルゼンチン音楽批評家協会よりベスト・アルゼンチン・ソリストに選出された。2000年、カリアリ劇場コムナーレ管弦楽団に招かれ、ソリスト兼指揮者として出演。ベネズエラ・カラカスのシモン・ボリバル交響楽団の招聘を受け、さらにエルサルバドルとチリでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏した。2001年には、台湾の高雄管弦楽団とアリシア・テルジアンのヴィオイリン協奏曲、エルサルバドルでチャイコフスキーの協奏曲を演奏した。 2002年には、ルツェルナのコンツェルトザール(スイス)で、指揮者ペドロ・イグナシオ・カルデロンとコンサートを行い、ルツェルナ音楽大学ではヴァイオリン技術向上のためのセミナーを開催。ブエノスアイレスのコロン劇場で、フィルハーモニカ管弦楽団とブルッフ協奏曲を共演した。サルデーニャのカリアリ劇場のシンフォニエッタのソリスト兼ディレクターとして、リサイタル・ツアーを行った。2002年10月には、ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番を国立交響楽団と、アリシア・テルツィアンの協奏曲をツァロニキー市交響楽団(ギリシャ)と共演。2003年にはメキシコ国立管弦楽団、ヴェネタ・フィラルモニア(トレヴィーゾ劇場)、ブエノスアイレス・コロン歌劇場と共演し、アルゼンチン公演を多数行った。 2004年、メキシコ・フィルハーモニー管弦楽団とアリシア・テルツィアンのヴァイオリン協奏曲を共演し、パウラ・ペルーソとのベートーヴェン・ソナタ全曲演奏では、最優秀室内楽デュオ賞を受賞。同年、コロン・オペラ・ハウスのサマー・シーズンのオープニングを飾り、クランスカ・ゴラ国際音楽祭の一環としてスロヴェニアでコンサートとマスタークラスを開催した。2005年には、ルツェルナで開催されたモーツァルト音楽祭にソリストとして出演し、音楽大学にてマスタークラスを開催した。最近では、台湾の台北で行われた20世紀音楽のヴァイオリン・コンサートに、モスクワのロシアン・フィルハーモニアとともに参加した。
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