Ryo Terakado (寺神戸亮)
Ryo Terakado (寺神戸亮)。日本の男性ヴァイオリニスト。
ボリビアの首都サンタクルス生まれ。4歳からヴァイオリンを始める。桐朋学園大学でヴァイオリンを久保田良作、室内楽を三善晃、安田謙一郎らに師事。桐朋学園大学の古楽科のフルート奏者、有田正広の影響で古楽演奏に興味を持ち、1982年に有田らとともに演奏グループ、「コンセール・スピリテュエル」を結成、オランダ留学まで演奏活動を行う。在学中の1983年に日本音楽コンクールで第3位入賞。1984年、同大学を首席で卒業。同年、東京フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとして入団した。オリジナル楽器によるバロック音楽の演奏に専念するため、同楽団を1986年に休団(のちに退団)。同年にオランダのハーグ王立音楽院に留学し、シギスヴァルト・クイケンのもとで研鑽を積んだ。その後ハーグ王立音楽院およびブリュッセル音楽院にて教鞭をとっている。「レザール・フロリサン」「シャペル・ロワイヤル」「コレギウム・ヴォカーレ」などのヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルのコンサートマスターを歴任、現在はシギスヴァルト・クイケンの信頼を得て「ラ・プティット・バンド」のコンサートマスターを務める。1993年に『ルクレール、ヴァイオリン・ソナタ集』でソリストとしてCDデビュー。その後同レーベルから1995年に『コレッリ、ヴァイオリン・ソナタ集作品5・第7番‐第12番』、1996年に『モーツァルト、ヴァイオリン協奏曲第3番、他』をリリースし、レコード・アカデミー賞を受賞。1995年、「第1回北とぴあ国際音楽祭」のパーセルのオペラ『ダイドーとアエネス』で指揮者デビュー。1996年の同フェスティバルでもラモー『ピグマリオン』を指揮。近年はバロック・ヴァイオリンの他、バロック期に存在したヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩かけチェロ)の復元・演奏にも深くかかわっている。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いて世界で初めて録音したJ.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲(全曲)』で2008年度レコード・アカデミー大賞器楽曲部門を受賞した。デンマーク王立音楽院教授、桐朋学園大学特任教授を務める。
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