Semyon Snitkovsky (セミョーン・スニトコフスキー)
Semyon Snitkovsky (セミョーン・スニトコフスキー)。ウクライナの男性ヴァイオリニスト。1933年8月9日生まれ。
旧ソ連のオデッサ(今のウクライナ)生まれ。1940年にストリャルスキー音楽学校で学んだ。第二次世界大戦の影響で中断後、ヴェニアミン・ジノヴィエヴィッチ・モルドコヴィッチのクラスに入学。3年後には初のソロ・リサイタルを開き、1951年にはオデッサ音楽院に入学し、モルドコヴィッチにも師事した。1950年代初頭には、すでにオデッサ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして活躍した。リヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとなり、リヴィウ音楽院の教師となった。1957年、モスクワ音楽院に大学院の学生として入学し、オイストラフに師事して間もなく、オイストラフのアシスタントとなった。数年後、博士号を取得し、音楽院の正教授となった。1957年には全ソ連コンクールで優勝し、続いてモスクワで開催された世界青年・学生フェスティバルで銅メダルを獲得した。1958年には、ルーマニアの音楽家ジョージ・エネスクの名を冠した国際フェスティバルの枠組みの中で行われた、ブカレストの若い音楽家のためのコンクールで、ルーマニアのヴァイオリニスト、ステファン・ルハと共同で1位を獲得した他、、ピアニストのオルガ・ストゥパコヴァとともに、エネスコの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番」を演奏し第2位を受賞した。1963年、エリザベート王妃コンクールで第2位を獲得した。1967年、ベルギーのウジェーヌ・イザイ国際財団は、スニトコフスキーに5年に1度しか与えられない金メダルを授与した。ジョージ・エネスク国際コンクールでのセミヨン・スニトコフスキーの才能は、評論家から高く評価されていた。特にコンクールのフィナーレでのグラズノフのヴァイオリン協奏曲を演奏は、「完璧」と評された。1960年代から70年代にかけて、スニトコフスキーの実力は驚異的なレベルに達し、コレッリやレクレルから、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてチャイコフスキーやグラズノフのような19世紀のロマン派、当時の若きロディオン・シチェドリンまで、過去300年間にヴァイオリンのために作曲されたあらゆる作品を見事に弾きこなしてしていた。20世紀のクラシック音楽も積極的に演奏しており。ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、バルトーク、ヒンデミット、ブリテン、ヴィラ=ロボス、ハチャトゥリアン、カバレフスキー、ヴァインバーグ、サルマノフなどのソビエトの作曲家の曲や、スニトコフスキーのために特別に書かれた最新の曲もレパートリーとして持っていた。モスクワ音楽院の教授であると同時に、1976年からはブダペストのリスト音楽院でヴァイオリンクラスの教授も務めた。各国で多くのマスタークラスや指導コースを担当し、大きな成功を収めた。スニトコフスキーの75歳の誕生日を記念して、録音会社「メロディア」は、バッハ、パガニーニ、シューマン、シューベルト、リスト、バルトーク、ストラヴィンスキー、ハチャトゥリアン、イザイ、ドビュッシーなどの録音を収録したCDセットをリリースしている。
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