Sergei Stadler (セルゲイ・スタッドラー)
ヴァイオリニスト
Sergei Stadler (セルゲイ・スタッドラー)。ロシアの男性ヴァイオリニスト。1962年5月20日生まれ。
レニングラードで生まれた。5歳で音楽を学び始めた。サンクトペテルブルク音楽院のピアニスト兼伴奏者である母親からピアノを教わった。その後、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリニストである父の指導のもと、ヴァイオリンを始めた。サンクトペテルブルク音楽院の下にある特別音楽学校、サンクトペテルブルク音楽院、モスクワ音楽院の大学院で学んだ。B.セルゲーエフ、M.ウェイマン、B.グトニコフ、L.コーガン、V.トレチャコフなどが教授を務め、D.オイストラフも師匠の一人であった。1976年のコンチェルティーノ・プラガで第1位、1979年のマルグリット・ロン＝ジャック・ティボー・コンクール（パリ）で第2位のグランプリとフランス音楽の最優秀演奏に対する特別賞、1980年のシベリウス国際ヴァイオリン・コンクール（ヘルシンキ）で第2位。1982年のチャイコフスキー国際コンクール（モスクワ）でヴィクトリア・ムローヴァとともに第1位を受賞。現在、サンクトペテルブルク交響楽団の芸術監督兼首席指揮者、コンサート組織「ペテルブルク・コンサート」の芸術監督を務めている。サンクトペテルブルク交響楽団は、2013年にセルゲイ・シュタットラーのイニシアチブにより設立された。現在では、サンクトペテルブルクで最も優れたオーケストラの一つであり、ロシア国内外で約500回のコンサートを行ってる。チャイコフスキーの交響曲6曲（2014年）、ブラームスの交響曲全曲（2015年）、2016年春から秋にかけてはモーツァルトの交響曲全曲（2016年）、ベートーヴェンの交響曲全曲（2017年）など交響曲のマラソン演奏を行っていることで知られる。「1人の指揮者の下で1つの交響楽団が演奏した、1人の作家の作品をプログラムとした最長のフィルハーモニーコンサート」としてロシアの記録に収録された、リストの交響詩全曲（2018年）が一晩で演奏された。2007年以降、モスクワ音楽院で教鞭をとっている。2008年から2011年までは、サンクトペテルブルク音楽院の学長を務めた。2018年からは、サンクトペテルブルク国立大学で教育プログラムで指導している。ロシア、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、ポーランド、イスラエル、フィンランド、スペイン、フランス、イタリア、シンガポール、中国、ポルトガルなどでマスタークラスを開催している。また、北京およびキエフ音楽院の名誉教授としても知られている。
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