Uto Ughi (ウート・ウーギ)
ヴァイオリニスト
Uto Ughi (ウート・ウーギ)。イタリアの男性ヴァイオリニスト。1944年1月21日生まれ。
イタリア最高のヴァイオリニストの一人であり、現代文化におけるクラシック音楽の普及にも積極的に取り組んでいる。1987年から1992年にかけて、サンタ・チェチーリア・アカデミー管弦楽団の音楽監督を務めた。イタリアのブスト・アルシーツィオ生まれ。5、6歳でヴァイオリンを弾き始め、7歳の時にミラノのテアトロ・リリコでデビューした。シエナでヴァイオリンを学んだあと、パリでジョージ・エネスクの最後の弟子の一人となった。ビブラートが特徴的な演奏家であり、バッハのイ短調協奏曲（2005年）は、安定したテンポとビブラートで豊かに演奏されている。クラシックの作品（ベートーヴェン、シュポア、ヴィオッティ、いずれも2006年録音）は、それぞれの作曲家にとっては異質なウギの現代的なスタイルで演奏されている。1978年にベートーヴェンのヴァイオリンソナタの全曲録音をリリースしている（2019年に再リリース）。他にパガニーニのヴァイオリン協奏曲（1986年、1988年）、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲（1991年）の録音がある。「Omaggio a Venezia」、「Omaggio a Roma」(1999-2002)、「Uto Ughi per Roma」といった音楽フェスティバルを創設した。また、ブルーノ・トシと共同で、音楽賞「Una vita per la Musica」（音楽のための人生）を創設した。1997年9月4日には、イタリア大統領からカヴァリエーレ・デラ・グラン・クローチェの称号を授与され、2002年にはコミュニケーション学の名誉学位を取得した。様々な賞を受賞しており、最も権威のある「Una vita per la musica - Leonard Bernstein」（1997年6月23日）、「Galileo 2000」賞（2003年7月5日）、国際賞「Ostia Mare」（2003年8月8日）を受賞している。2015年にイタリア・アメリカ財団のアメリカ賞を受賞。
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