Vilmos Szabadi (ヴィルモーシュ・サバディ)
ヴァイオリニスト
Vilmos Szabadi (ヴィルモーシュ・サバディ)。ハンガリーの男性ヴァイオリニスト。1959年3月10日生まれ。
ブダペストのリスト音楽院でフェレンツ・ハラシュ教授に師事し、史上最年少で教授に就任した。卒業後、シャーンドル・ヴェーグ、ルッジェーロ・リッチ、ロラン・フェニフェスに師事。1982年、ハンガリー放送ヴァイオリン・コンクールで優勝（特別賞）、翌年にはブダペストのイエン・フバイ・コンクールで優勝した。1985年、フィンランドで開催されたジャン・シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで第3位を受賞し、以来、定期的に演奏やマスタークラスの講師として招かれている。1988年にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催されたバルトーク・フェスティバルで、サー・ゲオルグ・ショルティの招きでバルトークの第2ヴァイオリン協奏曲を演奏し、国際的なコンサート・ヴァイオリニストとしてのキャリアをスタートさせることになった。このコンサートの成功（フィリップスによって録音された）は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニー管弦楽団、RTEコンサート・オーケストラからの招聘につながった。1992年、バッキンガム宮殿で行われたゲオルグ・ショルティ卿の80歳の誕生日を祝う会に、チャールズ皇太子から招待された。フランス・カンヌの権威あるMIDEMフェスティバルを受賞（1999年、2002年）。2018年にはバルトーク＝パシュトーリ賞が彼に授与された。2020年、ハンガリー政府から「アーティスト・オブ・メリット」賞が授与された。PRIMA、フランツ・リスト、HUNGAROTON賞受賞。ブダペストのリスト・フェレンツ音楽院ヴァイオリン科の主任講師を務めている。フンガロトン・レコードを中心に、これまでに50枚以上のCDがリリースされている。東京、ヘルシンキ、オーストリア、シンガポール、アメリカなど、世界各地に招かれ、マスタークラスを開催している。また、主要な国際ヴァイオリン・コンクールの審査員を務めている。1995年、バラトン湖畔のリゾート地ケストヘイに、芸術監督として室内楽フェスティバルを設立。1999年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のアーティストと共同でウィーン・ベルヴェデーレ・トリオを結成、翌年楽友協会ホールでデビューした。
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