Viviane Hagner (ヴィヴィアン・ハーグナー)
ヴァイオリニスト
Viviane Hagner (ヴィヴィアン・ハーグナー)。ドイツの女性ヴァイオリニスト。1977年生まれ。
ミュンヘン出身。12歳で国際デビューを果たし、その1年後にはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のジョイント・コンサート（テルアビブでズービン・メータ指揮）に参加。ベルリン・フィル、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ニューヨーク・フィル、フィルハーモニア管弦楽団など世界の主要オーケストラと共演し、アシュケナージ、バレンボイム、エッシェンバッハ、サロネンとともに、またオルフェウス室内管弦楽団とカーネギーホールで共演。アイナーズ・ルビキス指揮のベルリン・コミッシェオーパー、カール・ハインツ・ステファンス指揮のプラハ国立歌劇場のオーケストラ、日本ではヘルベルト・スダント指揮の兵庫芸術文化センター管弦楽団、アレクサンダー・リープライヒ指揮のヴァレンシア管弦楽団と共演している。ピアニストのティル・フェルナーとは、ドイツとスペインでリサイタルを行い、パートナーシップを継続している。北米では、オタワ国立芸術センター管弦楽団でピンカス・ズーカーマンとモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタントを、バンクーバーではオットー・タウスクとウンスク・チンのヴァイオリン協奏曲を演奏し、室内楽やマスタークラスにも参加している。協奏曲の中心的なレパートリーに洞察力と名声をもたらすだけでなく、ソフィア・グバイドゥーリナ、カール・アマデウス・ハルトマン、ヴィトルド・ルトスワフスキといった作曲家の未発見の新しい音楽の熱心に取り組んでいる。2002年にチン・ウンスクのヴァイオリン協奏曲をドイツ交響楽団とケント・ナガノと共に世界初演して以来、ヨーロッパ、アメリカ、そして遠くブラジルでも同作品を演奏している。ポーランド国立放送交響楽団とポーランド初演を行い、ジョルジュ・エネスク音楽祭、ジョルジュ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団とルーマニア初演を行った。室内楽にも熱心で、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・コンツェルトハウス、ロンドンのウィグモアホール、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、チューリッヒのトンハレなどのコンサートホールに定期的に出演している。ラヴェッロ音楽祭、ザルツブルク・イースター音楽祭、リンカーン・センターのモーストリー・モーツァルト・フェスティバルなど、世界各地の音楽祭に招待されている。録音では、ハイペリオンからビュータンのヴァイオリン協奏曲第4番と第5番、カナダのアナレクタからケント・ナガノとモントリオール交響楽団との共演でウンスク・チンのヴァイオリン協奏曲がリリースされている。エッセン・フィルハーモニー管弦楽団と共演したクリスチャン・ヨストの「TiefenRausch」はカプリッチョ・レーベルからリリースされ、高い評価を受けている。若い意欲的な音楽家に国際的に評価の高いアーティストとリハーサルや演奏をする機会を提供する音楽祭Krzyzowa-Musicを創設。2013年からはマンハイム音楽・舞台芸術学院の教授を務めている。
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