William de Pasquale (ウィリアム・デ・パスカル)
William de Pasquale (ウィリアム・デ・パスカル)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。
フィラデルフィア管弦楽団の第1ヴァイオリンセクションを40年間務めた。アソシエイト・コンサートマスター、コンサートマスター代理、第2コンサートマスター、コンサートマスター代理など、オーケストラのさまざまな肩書きで活躍した。フィラデルフィアに生まれたデ・パスカーレは、7歳のときにジャーマンタウンの自宅で父親からヴァイオリンを習い始め、カーティス音楽院で尊敬する教育者ヴェーダ・レイノルズに師事した。バークシャー・ミュージック・センターとマールボロ・フェスティバルで演奏し、1958年にはフルブライト奨学金でザルツブルクに行き、1年間勉強とコンサートをした。アメリカでは、ニューオーリンズ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任した。1963年にフィラデルフィアに戻ってからは、オーケストラの首席ヴィオリストを長年務めた兄のジョセフとともに、モーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテやアーサー・ベンジャミンのロマンティック・ファンタジーを演奏していた。弟のロバートは一流の第2ヴァイオリン奏者であった。もう一人の兄、フランシスはオーケストラのチェリストである。この兄弟を中心に、長年にわたってさまざまな組み合わせで、デ・パスクワレ弦楽四重奏団を結成して活動してきた。『シェヘラザード』やシュトラウスの『4つの最後の歌』など、トリッキーで露出の多いソロも難なくこなした。室内楽ではヨーヨー・マと共演し、ウォルトンのヴァイオリン協奏曲も演奏した。オーケストラのツアーでは大使として、イタリア製のモダンな楽器で模範演奏をしながら、マスタークラスを指導した。バルトークの第2ヴァイオリン協奏曲、ショーソンの詩、エルガーのヴァイオリン協奏曲、コルンゴルトの協奏曲、ヴィヴァルディの四季などでソリストとして活躍。
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William dePasquale Rehearsing PRYSM of Philadelphia Youth Orchestra