Anna Rabinova (アンナ・ラビノヴァ)
ヴァイオリニスト
Anna Rabinova (アンナ・ラビノヴァ)。ロシアの女性ヴァイオリニスト。
ソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者、レコーディング・アーティストとして国内外で活躍している。モスクワに生まれ、13歳でモスクワ国立交響楽団とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ハインリッヒ・ウィルヘルム・エルンストのヴァイオリン協奏曲、パガニーニのヴァイオリン協奏曲を共演、その後チャイコフスキー音楽院でレオニード・コガン、イゴール・ベジロドニに師事している。第16回ベオグラード国際ヴァイオリン・コンクールで優勝したほか、ドイツ・ライプツィヒのバッハ国際コンクール、ジュリアード音楽院の1993年コンチェルト・コンクールで優勝している。母国ロシアから渡米した2年後の1994年にニューヨーク・フィルハーモニックに入団し、2008/09年シーズンにはロリン・マゼール率いるオーケストラとバッハのブランデンブルク協奏曲第5番でソリストとして共演した。ドイツ、イタリア、旧ユーゴスラビア、ハンガリー、ブルガリアを訪れ、モスクワ国立交響楽団をはじめ、ヨーロッパの数多くのオーケストラと協奏曲を演奏している。ハレ・フィル、シュヴェリン・フィル、モスクワ放送交響楽団（ウラジーミル・フェドセーエフ指揮）、モスクワ室内管弦楽団、アイゼナハ交響楽団、ロシア国立交響楽団響、ベルリン交響楽団（リオール・シャンバダル指揮）など、欧州のオーケストラと協奏曲を共演した。米国では、セント・ルークス管弦楽団、アメリカン交響楽団（レオン・ボトステイン指揮）、メンフィス交響楽団などにソロで出演し、ジョン・コリリアーノやアルフレッド・シュニトケの作品を初演している。リサイタルでは、ベルリンのシャウシュピールハウス、モスクワのチャイコフスキー・フィルハーモニー・ホール、モスクワ音楽院大ホールをはじめ、ローマ、ライプツィヒ、ベオグラードなど数多くのホールに出演してきた。米国では、フィリップス・ギャラリー（ワシントンD.C.）、カーネギーホール、アリス・タリーホール、マーキンコンサートホール、バーゲミュージック、ロックフェラー大学コンサートシリーズなどで演奏している。2004年4月からは、ペンシルバニア州ランカスター交響楽団のコンサートマスターを務めている。音楽祭では、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ベルリン室内楽祭、ロングアイランド・モーツァルト音楽祭、ハンプトン音楽祭、タングルウッド、カラムーアなどで演奏してきた。1998年にはNHK-TVの室内楽シリーズでブラームスとシューベルトのソナタを録音し、ポール・スマックニー氏のプロデュースで世界的に放映された。また、ニューヨークのWLIW-TVやドイツ、ロシアのラジオ局でインタビューや演奏を行っている。モスクワのグネーシン研究所、マンハッタン音楽院、ラガーディア高校で教鞭を執るほか、米国内外でマスタークラスを開催している。
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