Cecylia Arzewski (セシリア・アルゼウスキ)
Cecylia Arzewski (セシリア・アルゼウスキ)。ポーランドの女性ヴァイオリニスト。1948年生まれ。
ポーランドのクラクフでポーランド系ユダヤ人の両親のもとに生まれた。両親のブロニスラワとスタニスワフ・アルジェフスキ、そして兄のマイケル・アルジェフスキ(1938年生まれ)はともにホロコーストの生存者。父のアルジェフスキーと兄のマイケル(ピアニスト)は、1957年にアメリカ・イスラエル文化財団の奨学金を受けた。マイケルはジュリアード音楽院でエドゥアルド・ステュエルマンとミエチスラフ・ムンツに師事。父親のスタニスワフ・アルジェフスキもピアニストで、第二次世界大戦前のワルシャワでコンサートマスターを務めていた。5歳でE.カワラにヴァイオリンを習い始め、イスラエルに移ってからは、テルアビブ音楽院でオデオン・パルトスに師事。 1960年に一家でアメリカに移ってからは、ジュリアード音楽院でイヴァン・ガラミアンに師事した。1967年にマサチューセッツ州ボストンに移り、ニューイングランド音楽院でジョセフ・シルヴァースタインに1975年まで師事した。また、ジョセフ・ギンゴールド、ポール・マカノヴィツキー、ヤッシャ・ハイフェッツにも師事した。1969年、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団に第2ヴァイオリンの首席奏者として入団。その5ヵ月後、ボストン交響楽団のオーディションを受け、ウィリアム・スタインバーグのもとで第2ヴァイオリン・セクションのメンバーとなった。1987年、クリーヴランド管弦楽団にアソシエイト・コンサートマスターとして入団し、音楽監督のクリストフ・フォン・ドホナーニと働いた。1990年から2008年までアトランタ交響楽団のコンサートマスターを務め、音楽監督のヨエル・リーヴァイ、ロバート・スパノ、1990年から2008年までアトランタ交響楽団のコンサートマスターを務め、音楽監督のヨエル・リーヴァイ、ロバート・スパノのもとで活躍した。アメリカの主要オーケストラでは初の女性コンサートマスターとなったことで知られる。アトランタ交響楽団のコンサートマスターを退任後は、2008年と2009年のノースジョージア音楽祭の芸術監督に就任した。1978年、コロンビアのメリウェザー・ポスト・パビリオンで開催された第20回バッハ国際コンクールで入賞し、その後、カーネギー・ホールでバッハの無伴奏ソロ・リサイタルを行った。2014年と2018年のコンクール審査員としてバッハ国際コンクールに関わっている。リストとしてクリーブランド管弦楽団やボストン・ポップスと共演。モーツァルトとストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏して、ヨーロッパツアーを行った。また、エマニュエル・アックスやアンドレ・ワッツなどのアーティストと室内楽を共演している。アトランタ交響楽団とは、ヴィエニアフスキ協奏曲作品22第2番ニ短調、メンデルスゾーン協奏曲作品64ホ短調、ベルク・ヴァイオリン協奏曲、バッハ・ダブル・ヴァイオリン協奏曲BVW1043(イオナ・ブラウンが演奏・指揮)、コーヌスのヴァイオリン協奏曲、モーツァルト協奏曲ニ長調K.218、バルトークのヴァイオリン協奏曲、バッハのダブル・ヴァイオリン協奏曲BVW 1043(ジョセフ・シルヴァースタイン演奏・指揮)、ベートーヴェン トリプル・コンチェルト 作品56など数多くの作品で共演している。
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