Daniel Kobialka (ダニエル・コビアルカ)
Daniel Kobialka (ダニエル・コビアルカ)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。1943年11月19日生まれ。2021年1月18日没。
1975年9月から2008年9月まで、サンフランシスコ交響楽団の首席第2ヴァイオリン奏者を務めた。また、ジョージ・クリーブと共にサンフランシスコの真夏のモーツァルト・フェスティバル・オーケストラの創設コンサートマスターとソリストを務めた。作曲家としては、コビアルカの「ゼータ・ポリフォニック電子ヴァイオリンのための協奏曲」が1991年3月に初演された。サンフランシスコ交響楽団とは、武満徹の「Far Calls, Coming Far」のアメリカ初演と、チャールズ・ヴオリネンの「Rhapsody」の世界初演を行った。ロバート・ショー指揮アトランタ交響楽団では、ベン・ウェーバーに捧げられたヴァイオリン協奏曲第1番を初演。また、レナード・バーンスタインの『ミサ曲』の初演ではコンサートマスターを務めた。ポピュラー音楽では、1975年のロックアルバム『アンブロシア』(同名のバンドによる)の数曲で、『ホールディンオン トゥ イエスタデイ』のソロを含むヴァイオリンを演奏している。ノートルダム大学とインカーネイト・ワード大学で教鞭をとり、日本政府の伝統音楽・現代音楽研究助成事業(中期)に採択された。また、ビーム財団、ホリスティック医学研究所、パシフィック古琴協会の諮問委員を務めた。ドキュメンタリー映画「スプリット・ホーン」(Life of a Hmong Shaman in America)の作曲を依頼され、様々な楽器の組み合わせによるオーケストラ曲やヴァイオリン独奏曲を10曲作曲している。ソロ・アーティストとして録音したアルバムには、Advance Recordingsのものと、ルー・ハリソン、ヘンリー・ブラント、グレン・グラソー、ドナルド・マルティーノ、アーノルド・フランケッティから捧げられたオリジナル作品のDestoレコードレーベルの録音がある。チャールズ・ウーリネン、ウィリアム・ボルコム、ウェイン・ピーターソン、ジョージ・ロッシュバーグ、ビビアン・ファイン、アーサー・カスター、マイヤー・クップファーマン、マルタ・プタシンスカ、セオドア・アントニウ、フレッド・フォックス、ベンジャミン・リースなどの作曲家に30以上の作品を委嘱している。
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Dr. Kobialka Masterclass - Brahms Violin Concerto, 3rd mvt.
Kobialka and Roach