Ida Haendel (イダ・ヘンデル)
Ida Haendel (イダ・ヘンデル)。イギリスの女性ヴァイオリニスト。1928年12月15日生まれ。2020年7月1日没。
ポーランド系ユダヤ人の家系に生まれる。3歳よりヴァイオリンを始める。5歳の時、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏して、ワルシャワのショパン音楽大学で金賞、およびフーベルマン賞を受賞。1935年、7歳でダヴィド・オイストラフ、ジネット・ヌヴーらの出場したヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで最終選考まで進出。ロンドンでカール・フレッシュ、パリでジョルジェ・エネスクに師事。第2次世界大戦中はピアニストのマイラ・ヘスとともにイギリスやアメリカ軍のために慰安コンサートを行った。1937年にヘンリー・ウッド指揮の下、ロンドンデビュー。1949年にヘルシンキでシベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏して、作曲家のシベリウス自身から曲解釈について絶賛された。ヨーロッパ、南アメリカ、アジアなど世界各地でツアーを行った。1993年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演、2006年には、旧ナチス集中収容所アウシュビッツのビルケナウでローマ法王ベネディクト16世の前で演奏を披露した。1949年のレコーディングデビュー以来、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ドヴォルザーク、ベートーヴェン、ブラームスなど主要なヴァイオリン協奏曲を録音している。20世紀の作曲家では、バルトーク、ブリテン、ウォルトンらの作品を録音している。スウェーデンの作曲家アラン・ペッテションのヴァイオリン協奏曲第2番の初演を行った。1952年から1989年までカナダのモントリオールに住んでいたこともあるが、主にアメリカで暮らした。教育者としても優れ、教え子にはアンネ=ゾフィー・ムター、デイヴィッド・ギャレット、マキシム・ヴェンゲーロフなど世界的に活躍しているヴァイオリニストを数多く育てた。シベリウス、カール・フレッシュ、ベンジャミン・ブリテンなど数多くの国際ヴァイオリンコンクールで審査員を務めた。1991年には、エリザベス女王2世より、大英帝国勲章(司令官)を授与されている。
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