Madeleine Easton (マデリン・イーストン)
Madeleine Easton (マデリン・イーストン)。オーストラリアの女性ヴァイオリニスト。
シドニー音楽院でアリス・ワテンとクリス・キンバーに師事し、優秀な成績で卒業。学位取得と並行して、ルシンダ・ムーンにバロック・ヴァイオリンを師事。奨学金を得てコンクールに参加し、バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番でシドニー・コンセルバトリウム協奏曲賞を受賞、1999年リチャード・ゴールドナー協奏曲コンクールと1998年ニュージーランドのギズボーン国際音楽コンクールでファイナリストとなる。2000年にはニューヨークのメドウマウント・サマースクールに奨学生として参加し、室内楽賞を受賞した。その翌年には、王立音楽大学の大学院でフェリックス・アンドリエフスキー博士に師事し、最も優れた演奏家に与えられるストリング賞を受賞し、優秀な成績で卒業した。英国内外の一流オーケストラの客演および常任コンサートマスターを務めている。トーマス・ヘンゲルブロック、ポール・マクリーシュ指揮マドリード交響楽団、リスボン・グルベンキアン財団オーケストラ、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団、キングス・コンソート、ガブリエリ・コンソート、ザ・グローブ音楽団、ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ、オーケストラ・ノヴァ、ギルフォード・フィル、バス・フィルハーモニア、サザン・シンフォニア、フローリレッジ、メルボルン響及び英国北部バレー管弦楽団など、英国の主要オーケストラの客演および常任コンサートマスターを務めている。2006年にはハノーバー・バンドのコンサートマスターに就任し、現在もリーダー、ディレクター、ソリストとして同バンドと共演している。ピリオドとモダンの両スタイルのヴァイオリン演奏を融合させる才能を持っており、ロンドンの王立音楽アカデミーを通じて、バロック・オーケストラ、バッハ・カンタータ・シリーズ、1年生の弦楽オーケストラ、現代楽器ピリオド・オーケストラの指揮を務めている。また、ドイツのシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、シドニー音楽院、マンチェスターの英国王立ノーザン音楽大学、メルボルンのモナシュ大学で、ワールド・オーケストラの現代楽器によるピリオド・スタイルの指導にもあたっている。モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソリスツとのバッハ・カンタータ・シリーズ、最近リリースされた同団体のバッハ ロ短調ミサ、ハイドンの天地創造、メンデルスゾーンのエリヤ、モーツァルトのハ短調ミサなどのレコーディングで演奏しているほか、Gabrieli Consortとの共演も行っている。ペイロール・レコードより、アレクシス・ド・カスティヨンのピアノ・トリオ全曲をリリースしている。また、オーストラリア人アンサンブル「アイランド」とともにアントワーヌ・ライヒャのバスーン五重奏曲と変奏曲をARSレーベルから録音している。これまでに、トゥールーズ・フィルハーモニー管弦楽団、ニュー・クイーンズ・ホール管弦楽団、ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ、バース・フィルハーモニック、オーストラリア・ブランデンブルク管弦楽団等と共演している。オーストラリアの新しいバロック・オーケストラである「バッハ・アカデミー・オーストラリア」の芸術監督・創設者。
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