Rainer Kuchl (ライナー・キュッヒル)
ヴァイオリニスト
Rainer Kuchl (ライナー・キュッヒル)。オーストリアの男性ヴァイオリニスト。1950年8月25日生まれ。
1971年に弱冠20歳でウィーン・フィルのコンサートマスターに就任し、2016年まで45年間にわたり務めた。オーストリアのヴァイトホーフェン・アン・デア・イーブスで生まれた。11歳でヴァイオリンを始め、1964年、16歳の時、ウィ－ン国立音楽アカデミー(現ウィ－ン国立音楽大学)に入学し、フランツ・サモヒルに師事。ソリストとして、カール・ベーム、レナード・バーンスタイン、カルロス・クライバー、クラウディオ・アバド、リッカルド・ムーティ、ヴァレリー・ゲルギエフ、サイモン・ラトルなど、世界的に有名なオーケストラや指揮者と共演している。1973年、キュッヒル四重奏団(現在のウィーン楽友協会四重奏団)を結成。1976年以降、ウィーン楽友協会四重奏団は、ウィーン楽友協会のブラームスザールで独自のコンサート・シリーズを開催している。1982年よりウィーン国立音楽大学教授を務めている。弟子にはヴォルフガング・ダヴィッドや服部譲二がいる。これまでの音楽への貢献に対して、ウィーン・モーツァルト協会からモーツァルト解釈賞(1973年)、ザルツブルク州知事から金功労勲章(1985年)、オーストリア共和国からオーストリア名誉十字勲章(1988年)ならびに大名誉勲章(1994年)、10年には、日本政府から旭日中綬章が授与されている。アントニオ・ストラディヴァリの「シャコンヌ」(クレモナ、1725年)を使用している。
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