Ruth Waterman (ルース・ウォーターマン)
Ruth Waterman (ルース・ウォーターマン)。イギリスの女性ヴァイオリニスト。
リーズ出身。放送作家、指揮者、講演者、教育者として活躍、最近では作家、画家としても活躍しても活躍。バース・フェスティバルでユーディ・メニューインに誘われ、彼の指揮するモーツァルトの協奏曲でナタン・ミルシテインの代役を務めたことで、全米の注目を集めた。長年ニューヨークに住み、カーネギーホールのインターナショナル・アーティスト・シリーズでリサイタルデビューを果たした。サンクトペテルブルクの冬の宮殿(エルミタージュ国立管弦楽団)や、サラエボの廃墟(モスタル・シンフォニエッタ)など、さまざまな場所でオーケストラを指揮してきた。また、オルフェウス室内管弦楽団では、アメリカ、ヨーロッパ、南米での公演を指揮し、ドイツ・グラモフォンへの録音も行っている。後進の育成にも力を入れており、ニューヨーク市立大学の音楽教授を務めたほか、ジュリアード音楽院、オックスフォード大学、英国王立音楽院、サンクトペテルブルク音楽院、エルサレム音楽院などでマスタークラスや講演を行っている。イギリスとアメリカをはじめ、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、スイス、イタリア、イスラエル、メキシコなど世界各地でコンサートを開催。また、BBCテレビのプロムス、ロイヤル・フェスティバル・ホールでの女王の前での演奏、ニューヨークのリンカーン・センターでの「Great Performers」、ロシア国営テレビのサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館での演奏などを行った。協奏曲では、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、イギリス室内管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団などのオーケストラと共演。ソロ・ソナタとパルティータ、および鍵盤付きのソナタ全曲の録音(メリディアン)によってバッハの解釈者としての評価が確固たるものとなった。これらの録音は、BBCミュージック・マガジンで最高の評価を受け、グラモフォンでは批評家賞を受賞した