Sarah McElravy (サラ・ムシエラルヴィー)
ヴァイオリニスト
Sarah McElravy (サラ・ムシエラルヴィー)。アメリカの女性ヴァイオリニスト。
クリーブランド音楽院でポール・カンターとスティーブン・ローズの指導を受け、音楽学士号と音楽修士号を取得。その後、イェール大学音楽学部で東京クヮルテットの指導を受け、2年間の大学院弦楽四重奏団レジデンスプログラムを修了した。 ヨーロッパ、北米、アジアで高い評価を得ており、最近では、トロンハイム交響楽団、ドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、モスクワ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、インスブルック交響楽団、クリスチャンサンド交響楽団、ナポリ交響楽団、ソフィア交響楽団とのソリストとして出演している。また、ジュリアン・ラクリン、アレクサンダー・ジョエル指揮ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとペンデレツキの「ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲」の英国初演や、ドミトリ・ユロフスキ指揮ボリス・アンドリアーノフ、ロシア・ナショナル管弦楽団とシュトラウスの「ドン・キホーテ」を共演した。ユーリ・バシュメット指揮モスクワ・ソロイスツのほか、スロヴェニア・フィル、ニース・フィル、トゥルク・フィル、モスクワ・ヴィルトゥオージと共演している。また、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとは「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭で日本デビューを果たしている。室内楽では、西安でのマルタ・アルゲリッチとの共演、アイゼンシュタットのエステルハージ城でのベートーヴェン・カルテットとの共演（ハーブストゴールド音楽祭）、ヨーロッパ各地で行われるバッハ「ゴールドベルク変奏曲」プロジェクトなどがある。ウィーン楽友協会、カーネギーホール、ケネディセンター、サントリーホール、プラハの春音楽祭、シオン音楽祭、ラウネン室内楽祭、パルマ・デ・マヨルカのジュリアン・ラクリン＆フレンズ音楽祭、クロンベルク・アカデミー、シュロス・エルマウ、オタワ室内楽フェスティバル、ジャニーヌ・ヤンセン国際室内音楽祭などで演奏している。これまでにジュリアン・ラクリン、ジャニーヌ・ヤンセン、ヴィルデ・フラング、デニス・コズキン、イタマール・ゴラン、アンドレアス・オッテンザマー、ミッシャ・マイスキー、ニコラス・アルトシュタット、ボリス・アンドリアノフ、ダニエル・ミューラー=ショットらと共演。リンデン弦楽四重奏団の創設メンバーであり、北米とヨーロッパでツアーを行っている。エール大学のフェローシップ・カルテット・イン・レジデンス、クリーブランド音楽院のアプレンティス・カルテット、アイオワ大学、アイダホ大学、カラムーア音楽祭、デトロイト室内楽協会などの教育機関でもレジデンシーを行った。また、米国とカナダで頻繁にマスタークラス、講演会、教育普及活動を行っている。リンデン弦楽四重奏団として、2009年フィショフ全米室内楽コンクール、2009年コールマン全米室内アンサンブルコンクール、2010年ヒューゴ・カウダーコンクール、第9回ボルチアーニ弦楽四重奏コンクールにて金賞および大賞を受賞。ニューヨーク・コンサート・アーティスト・ギルドとマネジメント契約を結び、リンデン弦楽四重奏団は、全米で最も権威のある弦楽四重奏団となった。2014年、メキシコシティで世界レベルの室内楽を紹介するための組織「チェンバーミュージック・ソサエティ・メヒコ」を設立した。芸術監督として、北米の一流アーティストを招き、メキシコの才能ある若手音楽家に演奏と教育プログラムを提供している。
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