Tatjana Chircop (タチアナ・チアコップ)
Tatjana Chircop (タチアナ・チアコップ)。マルタの女性ヴァイオリニスト。1971年6月29日生まれ。
4歳よりヴァイオリンとピアノをJoseph Psailaに、その後マルタにてMario BisazzaとAntoine Frendoに師事。16歳でロンドンのトリニティ・カレッジの準学士号と免許状を取得し、1995年にはロンドンのトリニティ・カレッジのフェローに認定された。1991年、Bice Mizzi Vassallo音楽コンクールで優勝し、フランス、リヨンの国立地方音楽院で奨学金を得て、Veronique RiouとRoger Germserに師事し、Diplome Fin d'Etudeを取得した。1988年から1997年までマルタのマノエル・シアター・オーケストラのフルタイム・メンバー、1997年から2002年までマルタ・ナショナル・オーケストラの首席第2ヴァイオリン奏者、後に同オーケストラのサブリーダーを務める。1989年から2007年まで、ヴァレッタのヨハン・シュトラウス音楽院でヴァイオリンとピアノを教えた。室内楽奏者としてヴィティス弦楽四重奏団やイッサ・アンサンブルの第1ヴァイオリン奏者として活躍している。Musique de Chambre、プロ・アルテ、アルマズ弦楽四重奏団のメンバー、VIBE(ヴァレッタ国際バロックアンサンブル)のメンバーとして活躍している。自身、ナターシャ・チルコップ、マルコ・リヴォルティーニの3人からなるジャナシャルコトリオのメンバーとしても活動し、マルタの作曲家Prof Joseph Vellaとイギリスの作曲家John Simpsonの作品を初演し、CD録音をしている。トリシア・ドーン・ウィリアムズ、リノ・ピロッタの3人からなる、現代音楽を専門とするトリオ「エクイノックス・トリオ」のメンバーでもあり、エドワード・マヌキアンやマンチン・ドナルド・ユーなどの作曲家の現代作品を演奏してきた。マルタのテレビやラジオの録音も行い、フランスの作曲家ジャン・ブーヴァールや、マリエラ・カッサル、カール・フィオリーニ、クリス・マスカット、マヌエル・ピロッタ、ヴェロニク・ヴェラ、ルーベン・ザーラなどマルタの様々な作曲家の作品を初演している。ソロや室内アンサンブルでの演奏活動は、イタリア、フランス、ドイツ、イギリス、スコットランド、ベルギー、シリア、北朝鮮に及び、アバディーン音楽祭やビクトリア芸術祭など様々な音楽祭に出演し、ヴァイオリンのマスタークラスも行っている。 2007年から2013年までMCASTで講師を務め、2013年から2015年までコミュニティサービス研究所のディレクター、2015年からはMCAST内のファンデーションカレッジの責任者を務めている。
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