Teodora Sorokow (テオドラ・ソロコフ)
ヴァイオリニスト
Teodora Sorokow (テオドラ・ソロコフ)。ブルガリアの女性ヴァイオリニスト。1977年生まれ。
ブルガリアのソフィアにある音楽家の家庭に生まれる。4歳半よりヴァイオリンを始める。イリーナ・ドラグネヴァ、ガルニック・グーカスジャン、エフグエンヤ・マリア・ポポヴァに師事。1993年、家族とともにリスボンに移り、ヴァレンティン・ステファノフ教授のもとで研鑽を積んだ。1994年から2002年にかけて、ウィーン音楽演劇大学でヨハネス・マイスル、ヨセフ・ヘルに師事。2002年には、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でミンチョ・ミンチェフのもとで勉強を続け、2004年2月に卒業。また、在学中は、東京財団およびウィーン音楽演劇大学から奨学金を受けた。ウィーン・コンツェルトハウスや、ユーディ・メニューインの後援によるウィーン・ベーレンザールでのチャリティコンサート、ウィーンの首相官邸でのチャリティコンサートなどで、数多くのソロ演奏を行った。また、ルクセンブルグ、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、ブルガリアなどでソロや室内楽の公演を行っている。毎年夏には、アンサンブル・コンチェルタンテと共に、オーストリアのグラーフェネック国際音楽祭の室内楽サイクルに参加している。1998年には、ウィーン・ジュネス・オーケストラのコンサートマスター・オーディションで優勝し、ベルリン・フェストシュピールハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン・ムジークフェライン、モスクワ音楽院の大ホールなどで演奏している。また、モスクワで開催されたヴァレリー・ゲルギエフ指揮の「ワールド・ユース・ミュージック・フォーラム」に参加。2010年にはピアニストのルジャ・セモワと室内楽デュオを結成し、ヨーロッパやアジアの多くの国際音楽祭でコンサートを行っている。2013年には初のCDをリリース。2017年からは、アンサンブルARS Nova Luxのメンバーとして活動。2015年から2016年にかけて、ウィーン音楽演劇大学で教鞭をとるとともに、ヴァイオリンと室内楽の国際マスタークラスを開催している。2005年には、その実績が認められ、オーストリア国籍を取得。ウィーン交響楽団、ウィーン・カンマーオーケストラ、ウィーン・コンサート・フェライン、ウィーン・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、アルペジオーネ室内管弦楽団、アート・カメラ・ウィーン、オーストリア初の女性室内管弦楽団、フォアアールベルク交響楽団などと頻繁に共演している。2004年から2005年にかけてはニュルンベルク交響楽団の第1ヴァイオリンを務め、2005年12月からはニーダーエスタライヒ・トーンキュンストラー・オーケストラの第1ヴァイオリンを務めている。2017年よりウィーン・プレイナー音楽院のヴァイオリン講師を務めている。
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