Emil Altschuler (エミル・アルツシューラー)
ヴァイオリニスト
Emil Altschuler (エミル・アルツシューラー)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。
ジュリアード音楽院でドロシー・デレイと田中直子に師事し音楽学士号を取得、エール音楽院でエリック・フリードマンに師事し音楽修士号を取得した。リンカーン・センター、サンフランシスコのヘレン・フォン・アモン新進アーティスト・シリーズ、アスペン音楽祭、イタリアのカステロ・ディ・ガレアッツァなどに出演。ソリストとしては、アスペン・ヤング・アーティスト・オーケストラ、ビンガムトン・フィルハーモニック、ビンガムトン大学室内オーケストラ、パークウェイ・コンサート・オーケストラ、ハーバード・サマースクール・オーケストラ、リンカーン・サドベリー・シビック・オーケストラなどに出演してきた。ウェルズリー交響楽団とサン＝サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番を演奏。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者として、活発な活動を続けている。最近では、ウェルズリー交響楽団の指揮者マックス・ホバートに招かれ、コンサートマスターを務めている。イタリアのボローニャのコムナーレ劇場のフィルハーモニカにも招かれている。 リサイタルでは、パガニーニ、クライスラー、ハイフェッツを世に広めた、協奏曲、小品、トランスクリプション、ソナタなど、昔ながらのヴィルトゥオーゾ・プログラムを復活させ演奏している。エリオット・カーター、カレル・フサ、マーティン・ボイカン、エバーハルト・クレムシュタインなどの現代音楽を支持し、タフツ大学作曲家・教授陣のコンサートでも協力している。最近では、チェリストでありエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞したアリソン・エルドレッジ、ピアニストのマーヴィン・ウォルフタルとともにASMI室内アンサンブルに出演している。また、ベルギー人ギタリストでニューイングランド音楽院の弦楽科教授でもあるジェローム・ムフとのAMデュオでは、クラシックの名曲とともに、スパニッシュ、タンゴ、現代作品を演奏している。音楽教育に幅広く携わり、ニューイングランド音楽院ではフェスティバル・ユース・オーケストラの弦楽器部長、生涯教育学部と準備学校の室内楽コーチ、ノースイースタン大学の講師を歴任した。タフツ大学コミュニティ・ミュージック・プログラムの講師、タフツ・ユース・フィルハーモニックのヴァイオリン・コーチを務めた。2017年より、InterHarmonyのアーティスト・ファカルティを務めている。2019年、イタリアのリミニで国際フェスティバル「アルトシュラー・サマー・ミュージック・インスティチュート（ASMI）」を立ち上げ、アマチュア、学生、プロを問わず受け入れ、世界的に著名な教授陣による個人レッスン、マスタークラス、室内アンサンブル、オーケストラを提供している。COVID-19の流行期間中には、ASMIはジュリアード音楽院、ニューイングランド音楽院、ボストン交響楽団、ボローニャ音楽院、ペーザロ音楽院でオンラインマスタークラスを開催した。弟のジョサイア・アルトシューラと共に、ジプシージャズ風のギター伴奏にアレンジしたデビューアルバム「Emil Altschuler - Violin」をリリース。またジョサイア・アルトシューラーのデビューアルバム「Murder Ballads and Love Songs for Cello and Voice」にも参加している。トーマス・パンドルフィとの最新のライブ録音は、オネスト・ブルック音楽祭からNPRで紹介された。また、クリストファー・マリヌッツィの現代的な無伴奏パルティータの録音や、ピアニストの孫健永とのアルバムでは、ファリャ、ラヴェル、アルベニス、プーランク、バルトークなど、ヴァイオリンとピアノのための作品を収録している。
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